WAVES L1クローンのGeorge Yohng's W1 Limiter VST
WAVESのL1 Ultramaximizerクローンのフリーウェア、George Yohng's W1 Limiter VST |
そんな中、L1クローンのフリーウェアという、一般のDTMユーザーにとって非常にうれしいソフトが登場しているのです。
George Yohng's W1 Limiter VST
というのがそれです。
これは4Front Pianoなどでソフトウェア音源で著名な開発者、George Yohng氏が開発したソフトで、動作上、WAVESのL1そっくりな操作性、音を作り出すプラグインエフェクトなのです。
Windows用のVSTプラグインとMac用のAUプラグインのそれぞれがフリーウェアとしてリリースされているので、ぜひ入手して使ってみてください。
W1 Limiter VSTの基本的使い方
W1は独自のパネルデザインがないので、母体となるDAWなどによって画面は異なる |
具体的には
Threshold
Ceiling
Release
の3つだけです。つまり、レシオもアタックもないのですが、使い方はいたって簡単。スレッショルド(Threshold)の値を小さくしていけばいいだけです。これだけで、音圧はガンガンと上がっていきますし、音圧を上げても音が割れたりもしません。
基本的にはThresholdを下げるだけで、音圧を上げることができる |
実際に使ってみて驚くのは、適当にスレッショルドを設定しても、音が破綻しないこと。好きなだけ音圧を稼ぐことができます。ただ、注意点は、音圧を上げすぎないこと。確かに、その場ではいい感じがするのですが、後で改めて聴いてみると、あまりにもメリハリがなく単調な音になっているケースが多いので要注意です。
いずれにせよ、ぜひ一度、W1の威力を試してみてください。
【関連サイト】
George Yohng's W1 Limiter VST
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