DTM・デジタルレコーディング/シンセサイザー活用ノウハウ

自由度高い、新感覚ソフトシンセ、Circle(3ページ目)

シンセはその音作り自体が非常に楽しいものです。今はソフトシンセが数多くありますが、FutureAudioWorkshopのCircleはこれまでになく自由度が高く使いやすい新感覚のシンセです。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

数多くのフィルタも装備されている

FAW Circle
中央にはシングルまたはダブルを選択できるフィルタが、その上下には各種タイプを選べるフィルタがある
いろいろあるのはフィルタも同様です。フィルタは画面中央部にあるのですが、これは通常のフィルタとデュアルフィルタを選択できるようになっております。

またメインのフィルタの上下にあるモジュールでは、マウスフィルタ、フェイザーフィルタのほか、パラメトリックEQ、シェルビングEQ、リングモジュレータ、さらにはファズ、オーバードライブといったものを選ぶこともできるようになっているのです。


LFO、ステップシーケンサ、EGの切り替え可能!?

FAW Circle
右側に配置されている5つのモジュールはエンベロープ、LFO、ステップシーケンサを自由に選べる
そして、右側にあるエンベロープジェネレータですが、これもかなりユニークです。上から下まで5つのモジュールが収められるようになっており、ここにはエンベロープジェネレータだけでなく、LFO、さらにはステップシーケンサを選択することが可能になっているのです。

当然、何を選択するかによって、その役割はまったく変わってくるわけですから、その分、音作りの自由度も高くなってくるのです。このうちのステップシーケンサは最大16ステップで上下1オクターブの音階でパターンが組めるものとなっています。これをオシレータに対してかければ、フレーズを演奏することができるし、フィルタやエンベロープなどにかければ、またまったく異なる面白い効果を出すことが可能になるわけです。

ちなみに、ステップシーケンサの演奏速度は、rateによって自由に決められるほか、syncをオンにすれば、DAW側で設定しているテンポに合わせることもできます。
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