パラメーターが多すぎて、さっぱり分からないシンセサイザの音作り


ARP2600 V
ソフトシンセには数多くのパラメータが並んでいて、何をどういじるといいか、初心者にはさっぱり分からない。画面はARP 2600 V
数多くのソフトシンセが登場し、実際にこれで音楽を作る人が飛躍的に増えています。でも、このソフトシンセを使いこなせている人は意外に少ないようです。確かに、プリセットサウンドを選択すれば音を出すことはできますが、少し音色をエディットしたいと思ってもパラメーターが多すぎて、さっぱり分からないという人が多いのではないでしょうか?


先日、このDTM・デジタルレコーディングの掲示板でも、そうした悩み相談がありましたので、これをキッカケに、シンセサイザの音作りの基本を何回かに渡って連載してみたいと思います。

が、いきなり「シンセサイザの音作り」といっても、シンセサイザにはいろいろなものがあり、メーカーも製品もさまざま。またソフトシンセとなれば、フリーウェアやシェアウェアなども存在するから、膨大な数があり、「自分の持っているシンセサイザの参考になるのか……」と心配に思う方もいるでしょう。

でも大丈夫。数多くあるシンセサイザも、その多くのものが、共通の考え方の元に成り立っていて、基本さえ抑えておけば、どのシンセサイザでも使えるようになるのです。このことはハードのシンセサイザでもソフトシンセでも同様です。もちろん、一部に例外はありますが、それでもこの基本を覚えておくことは、今後非常に役に立つはずです。

世の中のシンセサイザの大半はウェーブテーブル方式


ハード、ソフトといろいろあるシンセサイザですが、すべてがまったく別の設計になっているというわけではなく、いくつかの方式に分類することができます。主なものを挙げると、
・ウェーブテーブル
・アナログ
・FM
など。細かく分類すれば、まだいろいろありますし、グラニュラーシンセサイザなどちょっと特殊なものも存在はするものの、世の中のシンセサイザの99%以上がこの分類の中に入ってしまうでしょう。

MOTIF RACK
ヤマハの人気音源、MOTIF RACK。これもAWM2音源というウェーブテーブル音源である
さらに言ってしまえば、現在の多くのシンセサイザはウェーブテーブル・シンセサイザであり、ハードの音源に限定すれば、その比率はさらに高くなります。まあ、呼び方はいろいろあり、PCM音源と呼んだり、サンプリング音源と呼んだり、AWM2音源と呼んだり……。そして、いわゆるサンプラーも、このウェーブテーブル・シンセサイザのひとつとなのです。