DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

コンデンサマイクを直接USBに接続する(2ページ目)

コンデンサマイクを使うとなると、普通それなりのオーディオインターフェイスが必要です。しかし、もっと手軽にUSBで接続できるユニークなデバイスがあるんです。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

メス型のXLR実装でマイクケーブル不要

MicPort Pro
MicPort Proに用意されている入力端子はマイクに直結できるXLR(キャノン)のみ
通常オーディオインターフェイスとマイクを接続するためには、マイクケーブルが必須となります。ところが、このMicPort Proはマイクケーブルが不要。というのも、MicPort Proに搭載されている端子は、マイクと直結して使用することをイメージして作られたものだからです。

もちろん途中にマイクケーブルを入れることは可能ですが、無駄にケーブルを延ばしてノイズが入り込む原因を作るより、そのまま直結したほうが有利です。MicPort Proがコンパクトなだけに、感覚的にはマイクをそのままUSB端子に接続するためのケーブルのように利用することができるわけです。


MicPort Pro
MicPort ProはUSB電源で駆動する。USB接続すると端子の根元部分が白色LEDで光るのが印象的
またユニークなのがそのデザイン。ちょうどXLR端子の根元のところに白いLEDが埋め込まれており、白くリングのように光るのです。もちろん、好みというのもあるとは思いますが、光るマイクというのは一風変わっていていいように思います。


高性能なマイクプリアンプを搭載

MicPort Pro
本体には、マイクプリアンプの入力ゲイン調整とヘッドフォン出力調整がある
このMicPort Pro、本体側面には2つの小さなツマミが搭載されています。写真を見ても分かるとおり、ここに用意されているのは内蔵されているマイクプリアンプの入力ゲインを調整するためのツマミがひとつ。もうひとつは、次に紹介するヘッドフォンの出力調整用のツマミです。

マイクのトータル的な性能、音質を決める上で、マイクプリアンプの存在というのは非常に重要な意味を持ちます。せっかくいいマイクであってもマイクプリアンプの性能が悪いと結果として、いい音には録れません。

その点、MicPort Proに搭載されているマイクプリアンプはクセもなく、ノイズも少ない結構優秀なものだと思います。電源はUSBからの供給ですが、入力ゲインを大きくしても、パソコン側からくるノイズを拾うこともなく、使うことができます。
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