DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

国産のフリーウェア・ボコーダー、Vocovee(2ページ目)

数多くあるプラグインのソフトシンセやエフェクト。でも日本人が作ったものはというと、数えるほどしかないのが実情です。そんな中登場した、国産のフリーウェアのボコーダー、Vocoveeについて紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

ボコーダーって何?

MicroKORG XL
ボコーダーとはマイクからの声の入力をフィルターとして利用するシンセサイザ。写真はKORGのMicroKORG XL
実際にVocoveeの話をする前に、ボコーダーについてご存知ない方のために、簡単に紹介しておきましょう。

ボコーダーというのは、シンセサイザのフィルターとしてマイクで入力した人間の声を使うという特殊な電子楽器であり、しゃべるシンセサイザーといった感じのものです。YMOをはじめとするテクノ系のサウンドで利用されているのを聴いたことのある方も多いでしょう。

ハードウェアで発売されているボコーダーというのは、現在あまり多くはありませんが、最近ではKORGのMicroKORG XLなどがちょっとした話題にはなっています。実際に触ってみないとその使い方というのは想像しにくいのですが、マイクからの入力はあくまでもフィルターとして使われるので、基本的には歌声としての音程は無視され、しゃべるのと同様の扱いとなります。では、どうやって音程を出すのかというと、それはあくまでMIDIでのコントロールであり、キーボードを弾いたり、シーケンサからのコントロールによって音程をつけることができるのです。
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