DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

Pro Tools 8まもなく登場(3ページ目)

まもなくPro Tools LE/M-Poweredがバージョンアップし、8となります。より使い勝手をよくするとともにソフトシンセやエフェクトを数多くバンドルする新バージョンについて紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

よりカラフルに、扱いやすくなった

Pro Tools 8
見た目にもかなりカラフルな感じになったPro Tools 8
Pro Tools 8は見た目にもカラフルになり、見やすく分かりやすくなったのもひとつの特徴です。この色は、好みに応じて変更することもでき、従来同様のモノトーンにすることも簡単にできるようになっています。

また使い勝手という面でも、かなり強化されています。たとえば1つのオーディオトラック上に複数のテイクをループ・レコーディングすることができ、その中からベストテイクを選ぶことがスムーズにできるようになっています。プレイリスト表示でテイクをオーディションした後、オルタネート、プレイリストから最高のパートを選択し、それをメイン・プレイリストへ1クリックでコピーすることが可能です。まあリージョンを5段階でランク付けすることができるので、あとで、お気に入りのテイクを見つけやすくなります。


MIDI機能もより強化された

Pro Tools 8
MIDI機能も大幅に強化。スコア表記機能なども用意されている
MIDI関連で強化されたのはバーチャルインストゥルメントが5種類追加されただけ、というわけではありません。MIDI機能そのものも大きく強化されています。

まず大きいのは独立したMIDIエディター・ウィンドウが搭載されたこと。これは、インストゥルメント、MIDI、AUX入力トラック用にMIDIとオートメーションデータを表示できるようになっています。フロート表示させるか、ドックにいれるかを選択することも可能となっており、1つの画面に複数のトラックのMIDI情報を色分けして表示させることも可能になっています。さらにベロシティによるMIDIノートの色分けといった機能も追加されました。

さらにMIDIノートの分割や統合、ミュート、パートのスクラブ&シャトル、スーパーインポーズしたMIDIおよびインストゥルメント・トラックの表示によるアレンジメントの簡易的編集、タブによるMIDIノートの再生など、さまざまな機能が追加されています。
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