DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

ひっそりVer4.5に進化したCubase4シリーズ(4ページ目)

8月29日、SteinbergのCubaseシリーズの新バージョン4.5がリリースされました。アップデータによりCubase4やCubaseStudio4のユーザーなら誰でも無償でアップデートできるのですが、どう変わったのでしょうか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

最大の目玉は無償ダウンロードできるVST Sound Collectionへの対応

VST Sound Collection Vol.1
無償ダウンロード可能なVST Sound Collection Vol.1をインストールすると、即ライブラリを活用できる
とはいえ、VST Soundに対応したコンテンツがないと、それをうまく使うことができませんが、Cubase 4.5の登場と同時に、VST Sound Collection Vol.1というものが公開されました。

これはYAMAHA、Sonic Reality、Big Fish Audioが制作した新しいコンテンツ、サウンド、ループを集めたもの。その合計サイズは 1.6 GB超というかなり大きなものですが、アップデータと同様、無償でダウンロードできるのは大きな魅力です。

具体的にはSonic Reality社が作ったHALion One用の高品質インストゥルメントが45種類、また同じくHALion One用に作られたYAMAHAのS90ESに内蔵されたGrand Pianoの音色が搭載されています。さらに、Big Fish Audio社による250の新しいドラム ループなど、使える素材が数多く収録されているので、ぜひダウンロードしてみてください。


VST Sound Collection Vol.1
YAMAHAのS90ESのサウンドをHALionOneで再現できる
ただし、サイズが大きいだけにダウンロードもなかなか大変。200MBサイズの圧縮ファイルを5つダウンロードしてから統合する必要があるため、ダウンロードに数時間はかかるという覚悟が必要ではあります。

ちなみに、このVST Sound Collection Vol.1、その音色データとしては、YAMAHAのKXシリーズなどにバンドルされているX Factor VSTに入っているものと同じようですね。


【関連サイト】
Cubase 4.5およびVST Sound Collection Vol.1ダウンロードサイト
Cubase Studio 4.5およびVST Sound Collection Vol.1ダウンロードサイト
【編集部おすすめの購入サイト】
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