DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

プロが明かす新・音楽制作手法[2]

自宅スタジオでレコーディングからミキシング、そしてマスタリングまで実現してしまうというTINGARA。今回はこのスタジオでどんな機材を使っているのか、具体的に教えてもらいました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

前回の記事「プロが明かす新・音楽制作手法[1]」では、新作のアルバム、「組曲 ~命の森~」を構想からCD完成まで、たった1ヶ月で実現してしまったスピード制作の舞台裏について伺いました。今回はそれに引き続き、TINGARAの音楽制作で、具体的にどんな機材を使っているのかについて、引き続きTINGARAのイシジマヒデオさんに聞いてみます。

レコーディングスタジオ以上の質を出せる自宅スタジオ

TINGARA
つぐみさんのボーカルのレコーディングに用いているマイクは、NEUMANN (ノイマン)のU87Ai
--前回のお話では、自宅スタジオでボーカルまでレコーディングしているということでした。でも、レコーディングのクオリティーにおいて問題は起きないのでしょうか?また、自宅スタジオでのレコーディングのメリットについても教えてください。
ヒデオ:通常、レコーディングスタジオを使ってレコーディングすると、スタジオ代、そしてレコーディングエンジニアやアシスタントなどの人件費と莫大な費用がかかりますが、自宅スタジオであれば、そうした費用面での心配はなくなります。また時間的な制約もなくなるので、安心というメリットもあります。一方で、そのクオリティーについては、いわゆるレコーディングスタジオでのレコーディングと同等かそれ以上を実現していると自負しております。その点は、ぜひ作品を聴いて確認してみてください。


TINGARA
オーディオインターフェイスにはM-AudioのFW-410を使用
--レコーディングにはCubase SX2を使っているということでしたが、このボーカルのレコーディングはどんなハードウェアを用いているのですか?
ヒデオ:マイクはNEUMANN (ノイマン)のU87Aiというものを使っています。つぐみの自宅で仮歌を録るときは、もっと安いものを使っているのですが……。それにオーディオインターフェイスにM-AudioのFW-410というものを使っているだけですから、結構単純なものですよ。
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