DTM・デジタルレコーディング/DTM・デジタルレコーディング関連情報

雑誌の付録に、ホンモノのアナログシンセ!(4ページ目)

学研がシリーズ化している雑誌、「大人の科学」。その付録に本物のアナログシンセがつく、「シンセサイザークロニクル」が発売されました。定価3,360円の雑誌の付録とはいったいどんなものなのでしょうか?

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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音作りも演奏もかなり楽しめる

パラメータ的にはたったこれだけではありますが、それでもかなりの音作りを楽しむことができ、また、はじめてシンセサイザを使う人にとっては、パラメータが少ないだけに、どれがどんな働きをするのか、しっかり身につけることができます。

まずはCUTOFFとRESONANCEで音色作りを結構楽しむことができます。内蔵スピーカーで聴いていると微妙なニュアンスがつかみにくいものの、外部アンプを使うと結構、細かく音を作り込むことができるほか、予想外に太い低音が出て驚くほどです。

これで前述のカーボンパネルを使って演奏していると、時間が過ぎるのはあっという間。面白くてのめり込んでしまいます。

本誌のほうも読み応えのある完全保存版

大人の科学
本誌は付録から切り離すと、完全保存版形式の本になる。内容的には豪華で一見の価値あり
付録の話ばかりになってしまいましたが、本誌のほうも、かなりのもの。付録を取り外すと立派な本になるのですが、その中身はすごい読み応えです。

インタビューをしているのも高橋幸宏さん、坂本龍一さん、細野晴臣さんのYMOメンバーそれぞれ、また富田勲さん、石野卓球さん、テイ・トウワさんほか、そうそうたるメンバー。また、Roland、KORG、YAMAHAのキーパーソンへの取材など、かなりの力が入っています。

さらにシンセサイザの歴史を紐解いたり、シンセサイザの基礎の解説など、完全保存版として1冊持っていても損はなく、この本だけでも十分3,360円の価値があると思いました。

ちなみに、シンセサイザープログラマー協会が協力しており、その会長である松武秀樹さん、副理事である氏家克典さんが特別監修を務めて、各インタビューもこなしています。また、改めて、この辺のお話を伺おうと思っています。


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【関連サイト】
大人の科学.net
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