YAMAHAからも対応のリニアPCMレコーダーが登場
YAMAHAから発表されたリニアPCMレコーダー、POCKETRAK CX |
発表されたのは
POCKETRAK CX
という非常にコンパクトな黒いボディーのレコーダーです。
POCKETRAK CXと同時に発表されたSteinbergのフィジカルコントローラ、CC121 |
これらに関しては、AV Watchの「藤本健のDigital Audio Laboratory 第331回:ヤマハがPCMレコーダやUSBオーディオなどを発表」でレポートしているので、そちらを参照してもらうとして、ここではPOCKETRAK CXに話を絞って紹介しましょう。
非常にコンパクトではあるが、対応は16bit/48kHzまで
最初に一目見て感じるのは、ほかのリニアPCMレコーダーとして非常に小さいということ。たとえば、いま一番売れていると思われるRolandのR-09HRが174gであるのに対して、POCKETRAK CXは電池込みで約92g。重さにして約半分で、見かけ上はもっと小さく感じるほどです。これなら、常に持ち歩いていてもまったく苦はないでしょう。もっともスペック的にいうと、既存のリニアPCMレコーダーと比較するとやや劣るのも事実。いま、多くの機種が24bit/96kHzに対応しているのに対して、POCKETRAK CXは16bit/48kHzまでの対応だからです。このことをどう見るかは、人それぞれでしょう。やはり24bit/96kHzがいいという人もいれば、16bit/48kHzならCDより上のクォリティーだから、十分という人も多いはず。もちろんCDと同じ16bit/44.1kHzにも対応しているほか、直接MP3でレコーディングすることもできるようになっています。