DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

Cubase4のエントリー版、Essential4登場(3ページ目)

Cubase4のエントリー版として、これまでハード製品に付属するAI4およびLE4というものがありましたが、単体で発売されるEssential4という製品が登場します。どんなソフトなのか紹介しましょう。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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バンドルソフトシンセはHALionOneのみだが……

Cubase Essential 4
バンドルされるソフトシンセはHALionOneのみだが、マシンパワーの許す限り使うことができ、フリーズ機能も搭載
気になるプラグインのほうは、どうなっているのでしょう?
まず、ソフトシンセは
   HALionOne
のみとなっています。

この点ではAI4、LE4と同じなのですが、その使い出がまったく違うのです。
そう、LE4ではインストゥルメント・トラックが8つまで、AI4では16までという制限があるのに対し、Essential4は無制限となっているので、CPUパワーがある限り、いくらでも使うことができるのです。

さらにAI4、LE4では使えなかったフリーズ機能も使えるようになっています。つまり、CPUパワーが足りなかったとしても、フリーズさせることで、その制限をなくすことができるわけです。これは非常に大きな点ですよね。


AmpSimulatorやUV22HRにも対応

Cubase Essential 4
強力なエフェクトである、ギターアンプシミュレーターのAmpSimulaterが搭載されているのは大きいポイント
一方、エフェクトのほうはというと、こちらもAI4、LE4と比較して一部機能強化が図られています。

その中心的存在がギター用アンプ シミュレータのAmpSimulatorの搭載です。14 種類のアンプと10種類のスピーカーをシミュレーションできるので、音作りにおいては大きな武器になります。

さらに、24bitを16bit変換する際のディザリングツールであるApogeeのUV22HRが搭載されているのも大きなポイントです。最終的にCDに落としたいのであれば、これが搭載されているのは強力です。
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