保存も可能だが、ループ素材が100種類のみ
見た目にも機能的にもパッケージ版とほとんど同じだが、付属しているループ素材が100個程度と少ないのがネック |
その最大の違いともいえるのは、付属するループ素材の数なのです。パッケージ版ではオーディオループ素材、MIDIループ素材含めて、約4,750種類もあるため、かなり自由度高く、素材を選択して、扱うことができます。
しかし、この無償版MIXTUREに付属しているのは全部で約100種類となっているのです。もちろん、どれをどのように組み合わせても音楽を作ることが可能なので、これだけでもかなり遊ぶことはできますが、やはりちょっと物足りなさを感じることは確かです。
とはいえ、このMIXTUREもしくはループシーケンスソフトがどんなものかを知るには十分だし、100種類でもそれなりに曲を作っていくことは可能です。
また、ループ素材を組み合わせるだけでなく、オーディオのレコーディング機能も装備しているので、ループ素材で作ったBGMにボーカルを重ねていく、リードギターをレコーディングしていく……といった使い方も可能です。
無償版とパッケージ版のそのほかの違い
CDやMP3ファイルの生成機能はないが、WAVファイルで保存すれば手持ちのソフトなどで何とでもなる |
●CD作成はできません。
●MP3形式での保存はできません。
●デモソングは付属していません。
●操作に関するお問い合わせなど、サポートサービスはありません。
このうち直接CDが焼けないという点、MP3保存ができないという点はあまり大きなものではないでしょう。というのも、WAV、AAC、WMAでの保存はできるので、CDに焼きたいのなら、一度WAVで出力して、手持ちのCDライティングソフトで焼けばいいだけです。またMP3にしたいのなら、焼いたCDからWindows Media Playerなどを用いてMP3化すればいいでしょう。
一方、デモソングについてもそれほど大きな問題ではないでしょう。そもそも非常に簡単なソフトなので、あえてデモソングなどを見なくても、すぐに曲作りができるはずです。一方、サポートがないという点は、やはり無償なのですから、仕方がないところでしょう。
ただし、次に紹介する方法を用いることで、サポートサービスを受けることが可能になります。