DAWとは異なるステップシーケンサという考え方
STEPボタンを押してステップ値を1~16に変化させるとともに、そこで鳴らす音を表示されているキーボードから選択する。また音符か休符かも選択する |
ステップシーケンサという、とっても原始的なプログラミング手法をとっているのです。これは1小節ごとに、まさに打ち込みをしていくタイプのものなのですが、たとえばTB-303の場合、1小節(4/4拍子)を16ステップ(1ステップは16分音符相当)として、各ステップごとに、どの音程を出すのか設定していくのです。
そして1小節分ができたら、それを1つのパターンとして登録。パターンはA1~A8、B1~B8、C1~C8、D1~D8の計32個登録できるので、その登録された32のパターンを好きな順番に並べていくことで、1曲=ソングを作り上げるという考え方なのです。
フィルターを動かして、音色を自由に操れる面白さ
TB-303部分にはCUTOFFやRESOといったフィルタ類のノブがあるので、これをマウスで動かすことでリアルタイムに音が変化する |
TUNE
CUTOFF
RESO
ENV.MOD
DECAY
ACCENT
という6つの音色設定のパラメータがあり、これで音色をいろいろと変化させることができるのです。また、ステップシーケンサで音を演奏させながら、フィルター類をいじることができるので、まさにテクノ系の音のウネリを自由に作りだすことができるのです。
フィジカルコントローラが使えるわけではないので、同時に複数のパラメータをいじることはできませんが、マウス操作で簡単に動かせるので、かなりいろいろと楽しむことができるはずです。