深刻な被害を及ぼしている不法コピー問題
MI7 Japanの代表取締役である村井清二氏などが設立発起人となってIMSTA JAPANの設立説明会を開催 |
その分かりやすい例がオーディオインターフェイスとの比較でしょう。これは海外の状況ですが、音楽関連の大規模小売店チェーンの実際の例を見るとオーディオインターフェイス10枚につき、DAWが1本しか売れていないそうです。もちろんバンドルソフトを使っているユーザーも多いのでしょうが、やはりその裏側には多くの不法コピーユーザーがいそうです。
国内でもWinnyなどによる問題が深刻化しているというインターネット代表取締役の村上昇氏 |
BUY THE SOFTWARE YOU USE
キャッチフレーズは、「BUY THE SOFTWARE YOU USE」 |
BUY THE SOFTWARE YOU USE
という言葉です。つまり「自分で使うソフトは自分で買おう!」というごく当たり前の呼びかけ。
「そんな呼びかけをしても、世の中は変わらないという人もいますが、飲酒運転撲滅、エイズ予防、ゴミ削減などのキャンペーンもこうした呼びかけが大きく効果を上げています。だから、きっとこうした呼びかけが大きな意味を持つはず」と村井氏は語っていました。
確かにコピープロテクトとそのプロテクト破りはいたちごっことなっていますが、要はユーザーの心がけ、マナー、常識といったところに根ざしているのも事実です。中には大手のレコーディングスタジオで不法コピーソフトを使っているというケースもあるそうですが、地道な呼びかけは重要なのかもしれません。