5月はYAMAHAの新製品ラッシュ
新製品ラッシュというと、やや大げさかもしれませんが、5月はDTM・デジタルレコーディング関連で、2度の記者発表会を開き、新製品がいろいろと登場してきました。
具体的にはYAMAHA傘下となったドイツSteinberg社の新ソフト、SEQUEL。また、USBオーディオインターフェイス機能を備えたミキサー、USBミキシング・スタジオシリーズ4機種。さらに、FireWire接続のデジタルミキシングスタジオ、nシリーズの2機種。
ハードウェア6機種には、いずれにも、Cubase4の機能限定版であるCubase AI4が搭載されているというなかなか豪華な製品になっています。
では、それぞれを簡単に紹介していきましょう。
ループベースの初心者向けシーケンスソフト、SEQUEL
Steinbergの新ソフト、SEQUELはループベースのシーケンスソフトで、初心者が主なターゲットとなっている |
このソフト、Cubaseとはまったく異なり、ACIDというか、GarageBandのようなループシーケンスソフト。予め約5,000(うち500はサインアップ後に入手可能)のループ素材がついているので、誰でも簡単に音楽制作ができるというものです。ただ、技術そのものはCubase4のものがいろいろ使われており、ループの検索などがしやすくなっています。
オーディオとMIDIのループがシームレスになっているため、ユーザーはそれがどちらなのかを意識しなくてもOKというのも面白いところ。MIDIはCubaseStudio4にも搭載されているHALionOneが使われているほか、エフェクトもCubaseStudioのもののほとんどが搭載されています。
■SEQUEL(オープン価格:16,800円前後)
【メーカーサイト】
Steinberg Media Technologies GmbH ~ SEQUEL
【関連サイト】
藤本健のDigital Audio Laboratory 第282回:Steinbergのループシーケンスソフト「SEQUEL」~ 豊富なライブラリと、シンプル操作が特徴 ~