18個のボタンがベロシティー対応パッドに変身
さらに結構便利に使えるのがA1~A9、B1~B9と並んでいるボタンが、ベロシティー対応したパッドとして利用できることです。KORGのmicroKONTROLなど、パッド付きのMIDIキーボードが流行っていますが、この新PCRにもそれを取り入れたわけです。
実際、このパッドを使ってドラム音源を鳴らしてみましたが、いい感じで叩くことができました。ただ、確かにベロシティーには対応しているのですが、それほど微妙な強さを感知するわけではないので、これを打楽器として利用するには無理だと思いますが、キーボードとは独立して使えるため、結構便利ではあります。
1点面倒に感じたのは、ここをパッドとして使うための設定がデフォルトで用意されていないこと。そのため、自分で18個のパッドを1つずつアサインする必要があるのですが、せっかくならライブラリーとしてダウンロードできるようにしておいてもらえるといいですね。
SONAR 6.2との組み合わせで威力を発揮するダイナミック・マッピング機能
ダイナミック・マッピング・ボタンを押すと、PCRはダイナミック・マッピング・モードに入りSONAR 6.2と有機的に接続し、現在アクティブな画面に連動する形で各操作子がアサインされる |
ただし、現状このダイナミック・マッピングに対応しているソフトはSONAR 6.2のみ。このソフトを動かしている際に、ダイナミック・マッピング・ボタンを押せば、SONARのACT機能が作動し、常にアクティブになっているウィンドウに最適な形で各操作子がアサインされるのです。