3種類存在するWindows Media Audio
いま、オーディオのフォーマットを一言でWindows Media Audio 9と表現しましたが、このWindows Media Audioには
Windows Media Audio
Windows Media Audio Professional
Windows Media Audio Lossless
の3種類が存在します。Windows Media Audio ProfessionalをWindows Mediaオーディオプロ、WMA Proと呼んだり、Windows Media Audio LosslessをWindows Mediaオーディオ可逆圧縮、WMAロスレスと呼んだりしますが、同じWindows Media Audio 9でありながらも別のCODECとなっています。
ここで、それぞれの詳細については割愛しますが、簡単に説明しておくと、通常のWindows Media AudioはMP3やAACなどと同様に、ステレオ2chのCDなどの音源をコンパクトに圧縮するもの、Professionalは24bit/96kHzといったものを圧縮したり、サラウンドを実現するもの。そしてLosslessはCDなどの非圧縮のデータを半分程度のファイルサイズに圧縮しつつも、音質はCDとまったく変わらないというものです。
これらについては、微妙なチューニングは続けられているようですが、基本的にはWindows Media Player 9のころから変化がないままとなっています。
使い勝手が向上したWindows Media Player 11
WMP11は使い勝手が大きく向上し、とくにジャケット写真を活用した検索性が向上している |
検索画面ではジャケットのライブラリがズラリとならび、アルバムごと、アーティストごとに探し出すのがとてもやりやすくなっています。また、洋楽の場合、ジャケット写真が自動的には入手できてしまうというのも大きなポイントです。これまでも、CDからリッピングする際に、ジャケット写真が自動的に入手できていましたが、Windows Media Player 11ではすでにMP3やWMA化してあるデータに対しても、簡単にジャケット写真が入手できるのは大きいメリットです。邦楽の場合、ジャケットの著作権の問題などでデータベースには公開されていないケースがほとんどですが、CDの通販サイトなどを通じてジャケットを画面に表示することができたら、手持ちのデータに反映させることが簡単になっています。
そのほかにも、Windows Media Player 11はいろいろな点で使いやすくなっています。