DTM・デジタルレコーディング/シンセサイザー活用ノウハウ

(4)オシレータで原音を作り出す

アナログシンセの仕組みを考えながら、シンセサイザの音作りについて考えるこの連載。今回は、原音を作り出すVCO=オシレータが何かを見ながら、音作りの根元部分を紹介しましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

アナログシンセの仕組みを考えながら、シンセサイザの音作りについて考えるこの連載。今回は、原音を作り出すVCO=オシレータが何かを見ながら、音作りの根元部分を紹介しましょう。

5つのモジュールの中で最初の段階に位置するVCO


アナログシンセサイザは、基本的に下記のチャートのような構成になっていて、VCO、VCF、VCA、EG、LFOという大きく5つのモジュールでできていることを以前の記事でも紹介しました。そのように構成されている中、今回スポットを当てるのはVCOというモジュールです。

見れば分かるとおり、左側にあり、信号の流れからすると一番最初の段階に存在するモジュールです。

アナログシンセの構成図
アナログシンセはVCO、VCF、VCA、EG、LFOという大きく5つのモジュールから構成されている。今回スポットをあてるのはVCO、いわゆるオシレータだ。


基本的な波形を作り出すオシレータ


VCOというのは、
   Voltage Control Oscillator
の略で、直訳すれば電圧で制御する発信機です。以前にも紹介したとおり、アナログシンセの時代はすべて電圧で制御するようになっていたので、このような名前になっていますが、現在のデジタルのシンセサイザやソフトシンセにおいては電圧などあまり関係がないのが実態です。そのため、このVCOのことを単にオシレータと呼んだり、発信機と呼んだりもします。

で、実際これが何をするものなのかというと、もっとも基本的な波形を作り出す装置なのです。具体的にいうと、ここで“ポー”とか、“ビー”、“ビー”といったとっても単純な音を発生させるのです。

VCOにはキー信号、つまりキーボードのどの音階を弾いたのかという情報だけが届くので、この“ポー”とか、“ビー”、“ビー”といった音に音階をつけることだけができるようになっているのです。
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