十分実用に耐えるホンモノのDAW
気になるのは、その機能、性能ですが、結論から言ってしまうと、オマケソフトといったニュアンスのものではなく、ホンモノのSONAR、ホンモノのDAWであり、十分実用に耐えるソフトとなっています。
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見た目はSONAR3に近い、SONAR LEは、DAWとして十分実用可能な機能、スペックとなっている |
スペックを見れば、SONAR LEがどんなものかの概要が見えてくるはずですが、オーディオ機能は最大192kHz/24ビット、内部演算32ビット浮動小数点処理。最大オーディオ・トラック数64、最大MIDIトラック数256、また同時使用可能なエフェクト数は24、同時使用可能なシンセ数は8といった具合いです。見た目的にはSONAR 3に近い感じであり、かなりカッコイイ、ユーザーインターフェイスとなっています。
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オーディオ編集機能やMIDI編集機能も非常に充実している |
オーディオ編集機能、MIDI編集機能とも非常に充実しているものの、現行のSONAR4 Studio Edition、SONAR4 Producer Editionと比較すればスペック的に見劣りするのは事実。相違点に関する詳細は
Cakewalkのサイトに掲載されているので、そちらを参照していただきたいのですが、たとえば、SONAR4ではオーディオトラック、MIDIトラックともに無制限になっているのに対し、SONAR LEには制限があります。ただ多くのユーザーの場合、オーディオトラックが64もあれば十分すぎるほどではないでしょうか?
もし、レコーディング時間は30秒までとか、保存ができない、といった制限があったとしたら、それはあくまでも体験版ソフトであり、実際に活用するのは不可能ですが、SONAR LEの場合、そうした実用上でのスペック制限はないのです。SONAR LE自体は非売品で、あくまでも各製品にバンドルされるだけなのですが、もし単品で販売すれば1万円以上の価格がついてもおかしくない内容になっているのです。