Reason 3.0の目玉機能はThe Combinator
Reason 3.0の目玉機能であるCombinatorは、複数の音源やエフェクトモジュールを組み合わせて1つのモジュールにするもの |
そう、そのバージョンアップの目玉となるのがThe Combinatorというモジュール。これ自体は音源でもエフェクトでもないのですが、ここにReasonのすべてのモジュールを埋め込み、組み合わせることが可能となっているのです。まあ、自分で音源を自由に作れると考えてもいいでしょう。
たとえば複数の音源を重ねて重厚な音を作るのもいいし、キースプリットによって音程ごとに音源を切り替えることもできます。またベロシティー・スプリットを使えばベロシティーによって音源を切り替えたり、エフェクトを変えることも可能です。もちろん、別の音源にモジュレーションをかけたり、エンベロープ設定したりすることも可能など、接続方法、音作りは無限大です。
Combinator内で利用する6chのマイクロミ・ライン・ミキサー、Line Mixer 6:2 |
強力なマスタリング機能を搭載
イコライザ、ステレオ・イメージャー、コンプレッサ、マキシマイザーの4機能を統合したプロ仕様のマスタリングツール、The MClass Mastering Suite |
とくにMClass Equalizerという名前のイコライザは、プロ・マスタリング仕様の4バンドイコライザで、高/低域のシェルビングに加え2バンドのピーキングフィルター、そしてローカットスイッチが備わっています。これを利用することにより、こもった低域に輪郭をくっきりさせたり、シンバルにキラキラ感を足したり、ボーカルを前に出したりすることが可能となるのです。