前編において今、Macに標準でバンドルされているDTMソフト、GarageBandの概要について紹介しました。実際触ってみれば分かるように、本当に音楽制作初心者でもすぐに使える便利なソフトなのですが、実はこれ、かなり高機能・高性能なソフトなのです。後編では、もう一歩進んだGarageBandの活用法について紹介してみましょう。ボーカルだって簡単に録音できる
前編において、ループシーケンサの機能を利用して簡単に曲作りができることを紹介しました。しかし、GarageBandはそこで終わるソフトでは決してないのです。
|
Garage Bandはボーカルなどオーディオの録音も可能 |
そう、このGarageBandではオーディオの録音も可能なので、マイクを接続してボーカルをレコーディングすることだってできるのです。前編において紹介したEDIROLのPCR-1にもオーディオ入力端子があるので、それを利用することもできますし、もしもう少し奮発し、EDIROLのFA-101などを手に入れれば、直接マイクと接続して使うことも可能です。しかも、高性能なコンデンサマイクも接続可能なので、プロのレコーディング現場さながらのことまでできてしまうのです。
強力なエフェクトでギターも抜群な音に
もちろん、オーディオのレコーディングができるということは、マイクを通したボーカルに限ったことではありません。エレキギターをつなげば、それをレコーディングすることも可能です。
|
さまざまなエフェクトが用意されている |
しかも、GarageBandにはソフトウェアで実現されるエフェクト機能まで持っているのです。実際、ギター用だけでも8種類、ボーカル用で9種類、ドラム用で5種類……と数多くのエフェクトがあり、これがかなり使えるのです。たとえば、ギター用のModern Rockというエフェクトを設定すると、かなりヘビーなディストーションのかかった音になり、ギターを弾くと、リアルタイムにエフェクトが反映されるのです。
つまり、手元にエフェクターを持っていない人でも、GarageBandさえあれば、数多くのエフェクトを手に入れたも同然というわけなのです。