DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

国産の超マニアック・モジュラー型ソフトシンセ登場 VOID Modular System(3ページ目)

日本のPSOFTという会社からVST対応のモジュラー型ソフトシンセが登場しました。かなりマニアックなソフトで、シンセ好きには非常に魅力的な音源です。今回はそのVOID Modular Systemを紹介します。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

■VSTプラグインエフェクトとしても利用可能

VOID Modular Systemところで、このVOID Modular Systemは単にVSTインストゥルメントのソフトシンセとして使うだけでなく、VSTのプラグインエフェクトとしても利用できるのがすごいところです。もともとモジュールとしてコンプレッサを入れて9種類のエフェクトが用意されていますが、これらを組み合わせることで、より複雑なエフェクトを作ることができ、それをプラグインのエフェクトとしてそのまま利用できてしまうのです。もっとも、VSTインストゥルメントとしてVOID Modular Systemを起動しても、VSTプラグインエフェクトとして起動しても画面的にはまったく同じ。これらをうまく使い分けることによって、幅広い応用が利きそうです。


7月に発売されたVOID Modular Systemは、10月に1.02とバージョン番号が上がるとともに、いくつかのモジュールも追加されています。また、7月末には英語版もできて海外への販売も開始されるなど、小さな日本の会社ながらなかなかがんばっているようです。現在のところWindows版のみですが、将来的にはMac版のAudioUnits対応も行いたいとのことですから、今後が非常に楽しみです。ぜひ、これからも世界に発信する日本のソフトシンセメーカーとしてがんばっていただきたいところです。なお、無料の体験版もPSOFTのサイトからダウンロードすることができるので、興味のある方はぜひ試してみてください。
【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で DTM・デジタルレコーディングを見るAmazon で DTM 関連の商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます