■各社からOS X対応のDAWソフトが出揃った

MacintoshでDTM・デジタルレコーディングをするためのプラットフォームとしては、現時点ではまだまだMac OS 9以前のOSが中心のようです。とくに業務用としてスタジオなどで用いられているものの大半はOS 9もしくはOS 8というのが現状です。このことは、音楽系に限らずDTPの世界でも同様のようで、業務用途では新しいものに飛びつくよりも、とりあえず今動いている環境を使うことが基本であるということなのでしょう。

しかし、製品のほうはどんどんと状況が変わってきています。まずAppleはこれまでOS 9とOS Xの両方のOSが入ったMacintoshを発売していましたが、今後OS Xのみのマシンにすることを明言しています。またソフトメーカーのほうも、続々とOS X対応のものをリリースしています。まずAppleに買収されたEmagicはいち早くLogicをOS X対応させていますし、SteinbergもCubase SX/SLはOS 9対応せず、OS Xのみの対応としています。また、DigidesignはOS X対応のProTools 6をリリースしており、Mark of the UnicornはDigital Performer 4でOS X対応させるなど、一通り出揃いました。

OS Xが発表されてから約2年。ようやく各社が出揃った背景には、OS X自体のバージョンアップというものがあります。昨年発売されたMac OS X Version 10.2、いわゆるJaguarによって、MIDIとオーディオ関連の機能が大きく強化されたのです。具体的にはMIDIについてはCoreMIDI、オーディオについてはCoreAudioというドライバまわりの機能を搭載するとともにAudio Unitというプラグインプラットフォームを搭載したのです。こうした環境が整ったことによって、各ソフトが登場しはじめたわけです。