それに続き、Pinnacle Systems社の社長兼最高執行責任者J.KimFennell氏のコメントとして、
「Steinberg社のユーザーおよびスタッフをPinnacleファミリーの一員として大歓迎 します。Steinberg社は、デジタルオーディオ市場のリーダーとして認められており、この合併により、Pinnacleのデジタルメディア部門の幅が広がることになります。Steinberg社の技術と手腕が加わることにより、Pinnacleユーザーに、より強いソリューションポートフォリオを提供することができるようになるでしょう。」
また、当のSteinberg MediaTechnologies AG社の社長、Manfred Rurup氏のコメントとして、
「Steinberg社は、Pinnacle System社との合併を非常に好ましいことである考えています。Steinberg社ユーザーと製品は、Pinnacle社とSteinberg社の両社のリソースから大きな利益を得ることができるでしょう。オーディオ制作のプロに、Pinnacle社の定評のある製品群を提供することを心待ちにしています。Steinberg社は現在のプロダクトラインの開発を継続しますので、Cubase, Nuendo, HALionなどの各プロダクトやサポートしているプラットフォームについての変更はありません。」
と書かれています。これを読む限り、買収されたとはいえ、CubaseやNuendo、HALionほか各プロダクトについてラインナップから消えるという心配はなさそうだし、EmagicのLogicのようにWindows版を取りやめるとか反対にMacintosh版を取りやめるという動きはなさそうです。
とはいえ、本当にこれだけなのか、そして日本はどうなるのか、やはり心配です。そこで、20日・金曜日の夜、すでに業務時間は終了していたものの、日本支社であるスタインバーグ・ジャパンの代表取締役、安川剛氏を電話で捕まえ、実際のところどうなのかを聞くことができました。