DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

【新製品レポート】 Sound Blaster Audigy 2(2ページ目)

クリエイティブからSound Blaster Audigy 2が発表されました。こ名前こそAudigy 2ですが、大幅な進化で、24bit/192kHzをサポートし、DVD-Audioの再生も可能になっています。

藤本 健

藤本 健

DTM・デジタルレコーディング ガイド

DTM(デスクトップ・ミュージック)という言葉が生まれてから20年以上が経ちました。それ以前からずっとこの分野を追ってきましたが、技術の進歩に伴いPCでできる音楽制作の幅はどんどん広がってきています。その長い経験と技術知識を元に、DTM・デジタルレコーディングのノウハウや情報を分かりやすくお伝えしていきます。

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多くのユーザーにとって、Audigy 2の最大のインパクトは、やはりDVD-Audioに対応したということではないでしょうか? まだDVD-Audioの普及率は高いとはいえませんが、パソコン用のソフト&ハードで、DVD-Audioを再生できる環境は、私の知っている限り、これが初だと思います。
 DVD-Audioは最大24bit/192kHzが扱えるオーディオの規格であり、CDと比較して圧倒的な高品質となっています。またチャンネル数もステレオ2chはもちろんのこと、最大6ch(5.1ch)まで扱うことができるので、従来のCDとは次元の異なる音楽環境となっているわけです。
 このDVD-Audioを再生するには、24bit/192kHz、5.1chというハードウェア環境が必須となるわけですが、Audigy 2はそれを実現したサウンドカードとなっているのです。従来、これだけの機能・性能を備えたサウンドカードはほとんどなく、また業務用として一部存在していたものの、非常に高価なものでした。それをたった\18,800で実現してしまったというのは、やはり驚異的といえるでしょう。
 また、Live! Platinum、Audigy Platinumの流れをくむAudigy 2 Platinumは5インチベイに入る端子ボックスAudigy 2ドライブを装備しており、これには従来と同様リモコンが搭載されています。これを使うことで、PCをまさにオーディオ機器のように扱うことができるようになっています。
 なお、今回Audigy 2となり、DVD-Audioプレイヤーのデザインが従来のプレイヤーのデザインと少し変わっていますが、プレイヤーのみならず、ほかのドライバやソフト類もそのほとんどがデザインを一新しており、そうした点でも、Audigy 2が新しい世代の製品であることが実感できます。
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