多くのユーザーにとって、Audigy 2の最大のインパクトは、やはりDVD-Audioに対応したということではないでしょうか? まだDVD-Audioの普及率は高いとはいえませんが、パソコン用のソフト&ハードで、DVD-Audioを再生できる環境は、私の知っている限り、これが初だと思います。
DVD-Audioは最大24bit/192kHzが扱えるオーディオの規格であり、CDと比較して圧倒的な高品質となっています。またチャンネル数もステレオ2chはもちろんのこと、最大6ch(5.1ch)まで扱うことができるので、従来のCDとは次元の異なる音楽環境となっているわけです。
このDVD-Audioを再生するには、24bit/192kHz、5.1chというハードウェア環境が必須となるわけですが、Audigy 2はそれを実現したサウンドカードとなっているのです。従来、これだけの機能・性能を備えたサウンドカードはほとんどなく、また業務用として一部存在していたものの、非常に高価なものでした。それをたった\18,800で実現してしまったというのは、やはり驚異的といえるでしょう。
また、Live! Platinum、Audigy Platinumの流れをくむAudigy 2 Platinumは5インチベイに入る端子ボックスAudigy 2ドライブを装備しており、これには従来と同様リモコンが搭載されています。これを使うことで、PCをまさにオーディオ機器のように扱うことができるようになっています。
なお、今回Audigy 2となり、DVD-Audioプレイヤーのデザインが従来のプレイヤーのデザインと少し変わっていますが、プレイヤーのみならず、ほかのドライバやソフト類もそのほとんどがデザインを一新しており、そうした点でも、Audigy 2が新しい世代の製品であることが実感できます。