■国内のMAGIX社の代理店戦略も大幅変更!?
それが、ここに来て国内の代理店戦略にも変更が出てきているのです。
システムコマンダーをはじめとするPCツール群を扱っていたソフトボート(5月1日からプロトン、ワイ・デー・ケー・システムセンターと3社で合併し、新社名プロトンとして発足する。またソフトボートの事業はプロトンのソフトボート事業部として継続される)が販売を開始すると発表されたのです。
その第1弾として登場するのが
MAGIX Music!
MAGIX Audio Cleaning!
の2本でいずれも\9,800という価格になっています。
MAGIX Music!は海外ではMAGIX Music Maker7という名称で発売されているもので、その名称からも分かるように、MAGIX Music Video Makerとも近いソフトです。
簡単にいえば、ACIDのようにトラック上に素材データを並べるだけで音楽が作れるツールなのですが、単にWAVファイルを貼るだけではなく、同梱の各種ソフトシンセを利用することで、さらに自由度の高い音楽を簡単に作り出すことができるほか、ビデオ機能も搭載しているので、ビデオを利用したオリジナル作品も容易に作ることが可能です。
一方のMAGIX Audio Cleaning!はSteinbergのClean!などにも近いソフトで、オーディオデータからヒスノイズやクリップノイズ、ハムノイズなどを取り除くノイズリダクションソフトです。自分でパラメータを設定して、細かく作業することができるほか、自動解析機能によって、ノイズの状況を割り出し、ワンタッチでノイズ除去してくれるところが売りにもなっています。
今後、このプロトン・ソフトボート事業部は第2弾、第3弾のMAGIX製品を出していく模様ですが、その際、ミュレイディアとの関係がどうなるのか、やや不明な点もあります。
海外の業界動向も気になるところですが、国内の代理店の動きも当分目が離せそうにありません。
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