DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

プロミュージシャンに聞くレコーディングの実際 プロはPCをどう利用するのか(4ページ目)

多くのDTMユーザーにとって気になるプロの活用法。そこで、ピアノとボーカルという構成の女性2人のユニットAreareaにパソコン/DTMをどう利用しているのかを聞いてみました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

――ところで、こうした曲作りというのは、どうやって行っているんですか?

りの:実は私たち、普段はずいぶん離れて生活しているんです。私は東京で、ゆきちゃんは大阪。だから、サクサク簡単にできたというわけじゃないんです。ホームページで案内をしているように、しょっちゅうライブはやっているので、そうしたライブの合間に2人で作ったり、私の実家がある神戸でも結構、2人で曲作りはしましたね。

でも、テープを使って曲のイメージを作るという感じですけどね。また、いろいろなところにノートパソコンを持っていったりもしますよ。私のノートはMacのPowerBook 2400だから、ちょっと古いんですけどね。これにTONTATAさんのフリーウェアMIDI Graphyをつかってます。ゆきちゃんはVAIO Noteを持ち歩いてるんだよね。お互い、遠くにいるときはメールにMIDIデータを添付してやりとりしています。

ただ、やはり2人いっしょにいないと最終的にはまとまらないんですが。あと曲作りの際にはTASCAMのマルチトラックのMDレコーダーを用いて作るときもあるかな。

---お二人とも、結構コンピュータを駆使しているんですね。パソコン歴とかDTM歴は長いんですか?

ゆき:私がCubaseVSTをつかったのは、1stアルバムのときからだから、2000年1月ごろからですから短いですよ。それまではCakewalk home studioも使ったこともあるけど、それほど使いこなせてはいなかったし……。その前はカセットやMDのMTRも使っていました。まだAreareaっていう名前になる以前のことですけどね。

りの:私は、まだ神戸にいたころYAMAHAのWindows用のHELLO!MUSIC!を買ったので、それに入っていたXGworksを使ったのが最初です。音源はMU90でした。デモテープを作るためにメロディーをストックするのに使っていました。

――最後に、Areareaに興味を持ってくれた人に対して、コメントをいただけますか?

りの:ネット上で私たちの曲を試聴することはできますので、ぜひ聞いてみてください。また、興味を持っていただけたら、ぜひライブに来ていただけると嬉しいです。ライブはアルバムとはまったく違う世界です。本当にボーカルとピアノだけの世界。もちろん、ここにはコンピュータはまったく出てきませんけどね。

――今日は本当にありがとうございました。
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