■XGworksとはまったく別のオーディオ対応シーケンスソフト、SOL
何の予告も無く、楽器フェアの会場で突然のように登場したのが
・SOL(ソール)
というソフトです。
SEQUENCER OBJECT LINKINGの略ということで登場したこのソフトは、XGworksとはまったく別のラインナップとして登場したものであり、24bit/96kHzのオーディオが扱えるヤマハ・オリジナルのものです。
トラック数は無制限。オーディオとMIDIがシームレスに扱えるようになっており、オーディオのタイムストレッチやスライスといったことも行えます。このタイムストレッチは、かなり音質にこだわっているようで、ACIDのようすべてを自動にというわけではありませんが、その分、音質には絶対的な自信があると、会場にいたヤマハの説明員の人が話してくれました。
またミキサーはO2R直径の高機能なものを搭載しており、各チャンネルごとに4インサーションエフェクト、4エフェクトセンド、4バスセンド、4AUXセンドが可能とまさにプロ仕様のものにしあがっています。
なお、データに関してはスタンダードMIDIファイルの入出力ができるのはもちろん、XGworksのデータが読み込めたり、MP3ファイルの出力ができるなど、いろいろなフォーマットに対応しています。さらに、オーディオインターフェイスに関しては従来からのDirectSound、MMEドライバに加え、WDMおよびASIOドライバに対応するなど、こうした面でも充実しています。
気になる価格と発売時期ですが、参考出品ということで、明らかにはなっていませんでした。とはいえ年内には発売され、価格もXGworksよりは上だけれど、SONARよりは下に設定したいとのことでした。
実際に登場したら、ぜひレポートしてみたいと思います。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。