■HDDおよびCD-RWドライブを装備すれば、すべての作業が可能
そのAW2816がDAWたる所以は、やはりこれひとつですべてのレコーディング作業ができるということでしょう。このAW2816の構成は右のブロック図を見ればだいたい分かると思います。
つまり、外部からのアナログ入力が8ch、デジタル入力2chを持ち、協力なデジタルミキサーが装備されています。またステレオのエフェクトも完全独立で2系統装備するなど、かなり強力です。しかも、そのサウンドは内蔵のハードディスクにそのままマルチトラックで録音できるほか、オプションのCD-RWドライブがあれば、それをそのままCDにすることも可能なのです。
前述の通り、ハードディスクには24bit非圧縮で、44.1kHzおよび48kHzでのレコーディングが可能です。ちなみに16トラックすべてを使い、24bit/44.1kHzでレコーディングした場合、12GBのHDDで約90分、20GBで約150分の録音ができます。
さらにこのトラック数は通常の16トラックに加え、その裏にバーチャルトラックを置くことができ、16×8=128トラックおよびステレオトラックの計130トラックを利用することが可能な設計になっています。