中国三国志を巡る旅プラン
河北省の桃園の劉備・関羽・張飛の像
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戦後も、大ヒットした吉川英治の小説『三国志』(1939年)をかわきりに、横山光輝の漫画『三国志』(1971年)、NHKの『人形劇三国志』(1982年)、コーエーのゲームソフト『三國志』(1985年)、李學仁・王欣太の『蒼天航路』(1994年)、宮城谷昌光の小説『三国志』(2004年~)など、三国志をテーマとした幅広いジャンルのエンタメが次々と世に送り出されています。
そして2008年、三国志のクライマックス“赤壁の戦い”を描いた中国映画『レッドクリフ』が公開されてからは、中国国内でも三国志が大ブームとなり、大河ドラマ『三国演義』(2010年)、関羽を描いた映画『関雲長』(2011年)と巨額を投じた大型の作品が作られています。それに伴って、三国志遺跡の整備やテーマパークの増設が進められ、各旅行社もこぞって三国志をテーマとしたツアーを組むようになりました。今まさに、三国志遺跡の巡り時! お気に入りの書籍を手に、武将たちの軌跡をたどってみてください。
三国志の遺跡
三国志の勢力図。時代によってその勢力範囲は変化を見せる