中国/中国の観光・世界遺産

三国志遺跡を巡る旅(5ページ目)

三国志の日本での人気は圧倒的で、世代を超えて愛され続けています。一方、中国でも映画『レッドクリフ』が公開されてからは三国志が大ブーム! 三国志をテーマとした旅行が注目されています。今まさに、三国志遺跡の巡り時。書籍を手に、武将たちの軌跡をたどってみてはいかが?

鈴木 晶子

執筆者:鈴木 晶子

中国ガイド

山東省

山東省の世界遺産・孔廟・孔林・孔府

山東省の世界遺産・孔廟・孔林・孔府

中国東部の沿海地域・山東省は、世界遺産の泰山や曲阜の孔廟、孔林、孔府などを有す人気の観光スポットです。また、山東省は、諸葛孔明の生誕の地であるということから、三国志関係の遺跡が豊富な地域でもあります。

特に諸葛孔明の故郷・●南県には、諸葛亮像や諸葛亮故居碑など、孔明関係の遺跡が数多く存在しています。ここでは、中でも人気の高い「諸葛宗祠」をご説明します!
●サンズイ+斤

 

山東省1
諸葛氏の祖先を祀る「諸葛宗祠」

諸葛亮文化旅游区内に位置する諸葛氏を祀る廟。総面積3600平方メートルの建物は、3つの主殿、2つの側殿に分かれています。内部には、12体の坐像、11点のレリーフ、刺繍の人物像18点が展示。諸葛孔明のほか、彼の祖先や子孫、諸葛氏出身の傑出した女性なども祀られていて、ここに来れば諸葛一族のすべてがわかると言っても過言ではありません!

諸葛亮文化旅游区にはその他、諸葛亮銅像、十里漢街、諸葛草庵、八封迷宮などがあります。

<DATA>
■諸葛亮文化旅游区
住所:山東省沂南県諸葛亮文化旅游区内
TEL:0539-3617099
アクセス:北京上海から飛行機か列車で「済南」へ移動。済南で臨沂行きの列車に乗り換える(北京からは臨沂行き直行便もある)。そこで「臨沂汽車総駅(臨沂バスターミナル)」の沂南行きバスに乗る

<三国志関連 その他の遺跡>
  • 諸葛亮が13歳まで暮らしたとされる「諸葛亮故里」(沂南県)
  • 元代創建ともいわれる「済南関帝廟」(済南市)
  • 重点文物保護単位に認定されている「広饒関帝廟」(東営市)

さて、4箇所ご説明してきましたが、三国志関係の遺跡はこれだけではありません! 諸葛孔明のテーマパーク「諸葛八卦村」(浙江省)、劉備・関羽・張飛が義兄弟のちぎりを結んだ「桃園」(河北省)、金ぴかの関羽が評判の「関林」(河南省)、三国志のロケで使われる「影視城たく州影視城」(河北省)などなど。また機会がありましたら、特集第二弾を組みたいと思います!
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