少し意識して持つだけで、美しくエレガントに!
毎日のように手になさっているコーヒー、紅茶、カフェオレにカプチーノ、エスプレッソなどの器。ちょっと意識して持つだけで、美しくエレガントに見せられます。スマートな持ち方のコツをはじめ、「洋」と「和」のシーン別のマナーも確認していきましょう。
マグカップなど「洋」のシーンでの美しい持ち方
カップは、持ち手を「つまむ」ように持つのが正解!
持ち手の穴に指を通さずに、「つまむ」ように持つのがスマートです。大きめのものであっても、中指や薬指の腹で持ち手の下部分を支えるようにすると、安定がよくなります。完全に指を通したり、持ち手の上に親指を置いたりするのは、男性的であり品よく映らないのでご注意ください。
持ち手に指を通したり、もう一方の手を添えるのはNG
ワイルドなアウトドアや、ご家庭などの寛いだシチュエーションで使用することが多いと思いますので、指に通して持って大丈夫です。持ち手部分が小さいものは、上記のようにつまんで持ってもOK。
グラスは、シェイプや中身により持ち方を変えましょう
親指と、人差し指・中指・薬指の4本で持ちます。小指をピンと立てるのは上品ではありません。グラスから軽く離す程度に。また、グラスを持った指が、真横(テーブルに対して並行)になるよりも、指先がやや斜め下に向いている方が、細くきれいに見えます。
テーブルに置く際は「ガチャン!」と音をさせないように、小指から先に着かせ、クッション代わりにさせると静かに置けますね。
冷やされたシャンパンや白ワインではなく、水やソフトドリンクなどの場合は、特にステム部分を持つ必要はなく、またグラスも少々大きめなサイズものが多いので、ボウル部分を持ってもOKです。
その際、手のひらで持ち上げるような「ブランデー持ち」ではなく、グラスと同じように4本の指で持っていただいたり、また、親指・人差し指・中指でボウル部分を持ち、薬指をボウル底面で支えるようにすると、スマートに見えますよ。
※湯呑み茶碗などの場合とは異なり、上記のような洋食器は、底部分に左手を添えていただく……ということはしません。これをすると、かえって下品に映ってしまう場合もありますのでお気をつけください。
■ ティーポット、コーヒーポット
通常の大きさ、重さであれば、片手で持ち手部分を持って注ぎます。もちろん、この場合は持ち手をつまむ必要はありませんので、しっかりと通してお持ちください。
なお、もう一方の手で蓋部分を押さえて注ぐ必要はありません(中身が少なくなり、大きく傾ける際は添えてもOK)。
湯呑みなど「和」のシーンでの美しい持ち方
「和」のシーンでは、両手で
利き手で、グラスと同様に持ちます。但し、もう一方の手を軽く糸底に添えるのが、「和」のシーンでの美しい見せ方です。
片手ではNG!
コーヒーポットやティーポットとの違いは、必ず蓋を軽く押さえながら注ぐ、ということ。
「洋」と「和」のシーン別で、美しい見せ方を意識なさってくださいね。
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