ガイド:
終了したタスクは、どのようにして区別するのですか?
稲垣さん:
終わったものは付箋を縦に貼り替えます。こうすれば一目瞭然です。
終了したタスクは付箋をとりあえず、縦に貼り替える。 なお付箋には、(90)や(60)等の数字が書かれてある。これは、見込み所要時間だという。こうしておくと仕事の予定が立てやすくなるりそうだ。 |
ガイド:
ちなみに、この付箋はどこのメーカーのものですか?
稲垣さん:
無印良品のものです。これがいいのは、まずちょうど良い大きさということがあります。パイロットのこのスケジュール欄にピッタリと収まるんです。また、これは糊が半分くらいまでたっぷり付いてますので、剥がれたりする心配がないという点も気に入ってます。
予備付箋は表紙の裏側にストックしてある。手作り台紙にドットライナーで貼り、そこに付箋を貼り付けている。 |
ガイド:
書いているペンの色、そして、付箋の色もいろいろとありますが、それぞれに何か意味があるのですか?
稲垣さん:
すべてに意味があります。
ペンの色は、
■赤(ツツジ)が仕事。
■青(ツユクサ)がパーソナル。
■茶(ボールド)が毎週定期的にやること。
これらはすべて万年筆で書いています。ちなみに、「つつじ」「つゆくさ」がパイロットの「色彩雫」というインク。ボルドーはモンブランのものです。
そして付箋の色は、
■オレンジ 職場でする仕事
■黄色 自宅の PC でする仕事
■ベージュ 自宅で PC を使わない仕事
■白 どこでもできる仕事
仕事をやる場所をこうしてあらかじめ決めておくと、今は職場にいるから、これを取り組もうという具合にやるべきことがはっきりしてきます。
このように情報を色で分けるのは仕事をはかどらせるという意味でもとても効果的です。
スケジュール帳の後半にあるメモスペースに作られた「いつかやるToDoリスト」。 |
こちらは「欲しいものリスト」。そこには万年筆の名前がいくつも書かれている。 |
ガイド:
いやぁ、実にシステムマティックですね。理系の人ならではという感じがとてもします。スケジュール帳のお話だけでもかなりお腹いっぱいになってしまいました。では、次にノートを見せていただけますか。