ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

イデアが考える文具の新しいカタチ(4ページ目)

インテリアショップなどデザインを基軸に幅広く展開しているイデア インターナショナル。同社がこのほど立ち上げたステーショナリーブランド「Duller(デューラー)」をご紹介します。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


クラフトマンの技と発想が注ぎこまれた「TAKUMI」

イデアインターナショナルでは、Dullerの他に様々な自社ブランドを展開している。その一つがこの「TAKUMI」。「TAKUMI」はクリエイターとイデアインターナショナルがコラボレーションをして「デザイナーが作りたいもの」の商品化を
実現していくプロジェクトだ。

この中にもステーショナリーが幾つかラインナップされている。

これは、「MACINARI(マキナリ)」という名のボールペン。

 

TAKUMI MACINARI ボールペン
MACINARI ボールペン 写真のナチュラルカラーは3,150円。シャープペンシルもある。
北海道旭川のマシナリー職人鈴木鵬生氏とイデアデザインによる共同制作。

TAKUMI MACINARI ボールペン
無垢のウォルナット素材で作られたボディ。
「マキナリ」という名前から、機械やメカニカルを連想させるが、これは全面ウッドで作られた暖かみのあるボールペン。しかし、よくよく見てみると確かにこれはメカニカル感も備わっている、ということにも気づかされる。

 

TAKUMI MACINARI ボールペン
これをコロンと転がすとペン先が繰り出される。

鉛筆よりもやや太めの六角軸ボディ、それが無垢のウォルナットで作られている。

ペン先の出し方が実にユニーク。

ボディのサイドに大きくくりぬかれているところがある。そこにブロック状の小さなパーツがわずかに顔を出している。

 

TAKUMI MACINARI ボールペン
ボディサイドにブロック状のパーツがある。

ここに親指をかけて静かに下におろす。てっきりよくあるボールペンのように下にスライドさせるのかと思いきや、これは、転がすのだ。ブロック状のパーツはコロリと90度回転する。それに伴い、ペン先が繰り出される。この動きがとてもコミカルで楽しい。

 

TAKUMI MACINARI ボールペン
一般的なスライドよりも軽いタッチで操作できる。
リフィルは、三菱のSー7Lを使用。クリップを広げてブロックを回転させ、リフィルを取り出し交換する。

ペン先を収納するには、逆に、転がせば OK 。説明書等なくとも、誰が手にしてもすぐに使えると思う。そのブロックの反対側には、ボディにぴったりと寄り添ったクリップがある。これは、クリップの根元押し込んで広げる、いわゆるバネ式だ。見かけによらず、クリップの広がり幅もたっぷりとしている。

 

TAKUMI MACINARI ボールペン
しっかり開くバネ式クリップ。


ウッドなのにメカニカルに使えるという意外性が楽しい。


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