手裏剣のような刃が回転
このエル・カスコ社の鉛筆削りにはとっておきの楽しみがある。鉛筆をザクザクと削っている様子が見えることだ。ハンドルの反対側には窓があり、そこからその様子が見えるようになっている。左/本体の横にある窓 右/特別に窓を外してもらった。中にはまさに手裏剣のような刃がある。 |
中には、まるで忍者が使う手裏剣のような刃があり、それがクルクルと小気味よく回転する。その回転している刃のはじには鉛筆があり、次々振り落とされる刃でザクザクと削られていく。このとき鉛筆もあわせて回転している。この削り方、原理的には昔ながらのナイフで削っていくスタイルによく似ている。
刃が回転してザクザクと削っていく。 |
鉛筆を引き抜いて芯先を見ると、多少ゴツゴツとした仕上がりで、まさにナイフで削ったときのようだ。なお、本体側のレバーで削り仕上げ具合を好みにあわせて3段階調整できるようになっている。
味わいのある仕上がり |
ボールペンや万年筆などの筆記具は、書けなくなるとリフィルやインクを交換する。芯を削るというのはある意味鉛筆だけに許されたものと言える。その行為をゆっくりと、そして目でも堪能できる。贅沢な鉛筆ライフを満喫させてくれる。
削るのが楽しくなってしまう大人のための鉛筆削り |
<関連リンク>
アサヒヤ紙文具店 エル・カスコの販売ページ *鉛筆を削っている動画もあります。
ガイド オススメリンク集「大人のための鉛筆選び」