パソコンは文字を打つ。そして、ペンは文字を書く。昨今は日々打つことばかりになってしまいがち。打ってばかりいると、当初は面倒だと思っていた書くことが、かえってとても輝いて見えるようになってくる。この書くという作業の我々にとっての原点はやはり鉛筆だろう。鉛筆には「削る」という、これまた面倒な作業が伴う。この面倒な作業を幸せなものへと昇華させてくれるものがある。スペイン エル・カスコ社の鉛筆削りだ。

1台55,650円もする高価なこの鉛筆削りを、これまで40台以上も販売してきたアサヒヤ紙文具店さんで、その魅力を伺ってきた。
エル・カスコ 鉛筆削り
スペイン エル・カスコ社 鉛筆削り 55,650円


まるでオブジェのような美しさ

エル・カスコ 鉛筆削り
鉛筆削り以外にステープラー、パンチなども製造している。
スペイン バスク地方で1920年創業という歴史を持つエル・カスコ社。現在は、今回の鉛筆削りのほか、パンチやステープラーなど高級机上用品を製造している。同社は初めからこうした鉛筆削りなどを作っていたわけではなく、古くはライフルや小銃を中心に製作してきたという。歴史の流れとともにそうした需要が減って行き、文具分野に新たな活路を見いだしていったのだろう。

そんなエル・カスコ社が得意としているのが、金属の研磨技術。なるほど今回の鉛筆削りを見ても、ピカピカに仕上げられた美しい外観からその片鱗がうかがえる。
エル・カスコ 鉛筆削り
まるで鏡のような輝き