ステーショナリー・文房具/鉛筆を愉しむ

鉛筆を削るという行為が特別になる(3ページ目)

鉛筆だけに許された芯を削るという作業を愉しみなものに変えてくれる特別なエルカスコ社の鉛筆削り。この鉛筆削りならではの作法をご紹介します。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


手裏剣のような刃が回転

このエル・カスコ社の鉛筆削りにはとっておきの楽しみがある。鉛筆をザクザクと削っている様子が見えることだ。ハンドルの反対側には窓があり、そこからその様子が見えるようになっている。
エル・カスコ 鉛筆削り
左/本体の横にある窓
右/特別に窓を外してもらった。中にはまさに手裏剣のような刃がある。

中には、まるで忍者が使う手裏剣のような刃があり、それがクルクルと小気味よく回転する。その回転している刃のはじには鉛筆があり、次々振り落とされる刃でザクザクと削られていく。このとき鉛筆もあわせて回転している。この削り方、原理的には昔ながらのナイフで削っていくスタイルによく似ている。
エル・カスコ 鉛筆削り
刃が回転してザクザクと削っていく。

鉛筆を引き抜いて芯先を見ると、多少ゴツゴツとした仕上がりで、まさにナイフで削ったときのようだ。なお、本体側のレバーで削り仕上げ具合を好みにあわせて3段階調整できるようになっている。
エル・カスコ 鉛筆削り
味わいのある仕上がり


ボールペンや万年筆などの筆記具は、書けなくなるとリフィルやインクを交換する。芯を削るというのはある意味鉛筆だけに許されたものと言える。その行為をゆっくりと、そして目でも堪能できる。贅沢な鉛筆ライフを満喫させてくれる。
エル・カスコ 鉛筆削り
削るのが楽しくなってしまう大人のための鉛筆削り


<関連リンク>
アサヒヤ紙文具店 エル・カスコの販売ページ *鉛筆を削っている動画もあります。
ガイド オススメリンク集「大人のための鉛筆選び」
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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