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ドイツ展示会レポート ペーパーワールド 1(4ページ目)

ドイツフランクフルトで毎年開催されている文具の展示会「ペーパーワールド」。今年1月に開催された最新レポートの第一弾をお届けします。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

ドイツが誇るe+m

e+m
今回の新作は「ゼブラノ」。ショートサイズボディは 芯ホルダー、ボールペン、シャープペン。
暖かみのあるウッドの軸を使った様々な筆記具を作り出すe+m社。日本でも最近人気を集めている。今回の新作は、ゼブラノという木材をつかったもので、その名も「ゼブラノ」。

 

e+m
ゼブラというように、まさにシマウマを思わせる独特な模様が特長
ゼブラノとは、まさにシマウマのような模様がある木材で、家具などによく使われている。今回のものは南アフリカでとれたものだそうだ。

その縞模様がしっかりと見えるように、余計な加工はせずクリアのコーティングを施しただけになっている。たっぷりとした太さのショートサイズボディと、中央がくびれたロングボディの2種類。
e+m
同じセブラノのロングボディタイプ。こちらは、ボールペンのみ

 

e+m
中央がスリムになった美しいデザイン
もともとe+m社は、1899年に付けペンの木軸ボディ製作からスタートしている。付けペンは万年筆と違ってペン先が消耗してしまい、木軸はそのままにペン先だけを取り替えて使っていたという。時代の流れで、今では付けペンは使われることが少なくなり、その木製軸を作る技術を活かして、現在では様々なウッドペンを作り出している。

木をボディに使ったペンは、他メーカーでも結構出されているが、e+m社のものは、他にない素朴さ、暖かみに溢れている。この違いは一体どこから来ているのだろうかと不思議に思っていたが、これはきっと、こうした木を知り尽くした永年の経験によるものなのだろう。
e+m
e+mの歴史を物語る木軸のデザイン集


次回も引き続きドイツ展示会レポート ペーパーワールドの模様をお伝えする。

なお、来年のペーパーワールドは、2009年1月31日~2月3日ドイツ・フランクフルトで開催。

【本展に関するお問い合わせ】
メサゴメッセ・フランクフルト(株)
TEL 03-3262-8453
info@japan.messefrankfurt.com


【関連リンク】
ペーパーワールド オフィシャルサイト 
arbos オフィシャルサイト(英語)
スタビロ ドイツ本国オフィシャルサイト(英語)
スタビロ オフィシャルサイト(日本語)
マルマン オフィシャルサイト
E+M オフィシャルサイト(英語)
E+M オフィシャルサイト(日本語)
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