ペーパーワールド
5日間の会期中に世界各国から10万人におよぶ文具バイヤーが来場
その年の世界のステーショナリーの最新作が一堂に発表される展示会「ペーパーワールド」がドイツ・フランクフルトで1月末に開催された。

世界各国から2000社を超える文具メーカーが出展するという世界最大級を誇る規模。今回はこの展示会の熱気に満ちあふれていた雰囲気をそのままに、お届けしよう。

イタリア ベニスのファイン ステーショナリー arbos

Arbos
左/環境とデザインを両立したステーショナリーがたくさん並ぶ
右/リサイクルレザーには、こんなにバリエーションがあるのかと驚かされた
イタリアベニス出身のいくつかの文具メーカーが共同でブースを構えていた。その中のひとつに「arbos」というメーカーがあった。イタリアならではのデザインに加え、環境にやさしい素材を使うということを特徴にしている。

そんな中、「Bijou(ビジョウ)」という表紙にリサイクルレザーが使われているノートに目が止まった。手のひらに乗るくらいの小さいサイズだが、特筆すべき点は、クルクルとロールされているところ。
arbos
「Bijou」というロールスタイルのノート
ゴムバンドを外してみると、中にはまるで半紙のような薄い紙になっている。これは巻きやすさを考えてのことと、広げた時に巻いたクセがつきにくく、フラットになりやすいようにするためだという。
arbos
左/結構きつく巻いていたのに、広げると、ロールはそれほどではない
右/とても薄いが、表面には細かなすの目模様まである表情豊かな紙
そもそも、なぜ、こうしたロール状のノートを考え出したのかと聞いてみると、女性がハンドバッグから、ノートや手帳を取り出す時に、バッグの中でガサガサとあさることなくサッと見つけやすいようにしたかったから、ということだった。

リサイクルレザーの他、リサイクルテキスタイル、つまり再利用した布で作ったステーショナリーなどもあった。様々な布が混ぜ合わさった模様が独特な柄を作り出している
確かにこうしたロール状のものは他にはないので見つけ安い。ちなみに、「Bijou」はフランス語で「Nice」という意味だそうで、まさにナイスなアイデアと言える。

地球温暖化など環境への配慮が叫ばれている中、これをデザインでも楽しんでしまおうというところは、イタリアンブランドの真髄と言えるだろう。


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