新商品続々 スタビロ
|
毎年ユニークなブースで話題を集めているスタビロブース |
昨年はブースの入り口に本物の砂を持ち込み、季節外れの常夏のビーチを作りあげていたスタビロ。今年は、まるでメリーゴーランドのような回転ディスプレイでお出迎え。
ブースの中は、いくつかの空間に仕切られており、ティーンエイジャーの部屋やちょっと大人っぽい部屋などにセグメントされている。それぞれの部屋に合わせた文具がきれいに飾られ、スタビロ商品がいかに幅広い年代層をカバーしているかを表すものとなっていた。
|
オフィスユースをコンセプトに作られた新作「CULT」 |
スタビロは、ここ数年、ペンにアクセサリーを付けるなど、ティーンエイジャー向けの商品に力を入れていた感がある。しかし今回は、原点に戻ってということなのだろうか、オフィスや一般向けカテゴリーの新作が多かった。その代表が「CULT」シリーズというペンだ。
オフィスユースということで、ホワイトを前面に打ち出したすっきりとしたデザイン。スタビロというと、トレードマークのレッドを中心にカラフルなものが多かった。しかし、今回のホワイトはとても新鮮な印象。このペンはノック式のゲルインクボールペン。そして、キャップ式の油性ボールペンタイプの2種類がラインナップしている。
|
ノック式のゲルインク「'CULTdynamic」
|
|
キャップ式の油性ボールペン「'CULT PURE」。ホワイトは世界的にも流行色のようだ |
定番の蛍光マーカーに新ラインがお目見え
|
「スタビロボス」をより進化させた「スタビロボス エグゼクティブ」 |
スタビロの名を一躍世界にとどろかせた商品と言えば、蛍光マーカーの「スタビロボス」だ。ヨーロッパではじめて作られた蛍光マーカーとして、その独特な四角いフォルムは、今や蛍光マーカーの代表的な形になっている。
そのスタビロボスの改良版として「スタビロボス エグゼクティブ」がお目見え。最大の違いはサイドにラバーがつき、握りやすくなったこと。また、グリーンインクはコピーをしてもきれいに写るようになっているという。
|
ラバーがついたことで握りやすくなった「スタビロボス エグゼクティブ」 |
そもそもこの四角い軸は、ペン先の形状にあわせたため。これにより、いちいちペン先の向きを確認せずとも、ボディを握ればわかるようになっている。また、机の上に置いていても転がらないというメリットもある。
|
左/4本入りセット。ケースはスタンドにもなる
右/専用のスタンドも。蛍光マーカーヘビーユーザーにはオススメ |
ガイドいち押しのスタビロの新作とは?
|
スムーズのデザインをベースにしたシャープペン「スムーブeasy ergo」
|
こうした新作の中で、個人的に最も興味を引かれたのが、「スムーブ easy ergo」というペン。
|
こちらは、日本でもお馴染みの握りやすいグリップのスムーブ。新色としてホワイトが登場 |
スムーブと言えば、イルカの様なフォルムの握りやすいボディを持つローラーボール。その握りやすいグリップをそのままに、ボディがストレートになっている。今回の新作はシャープペンで、しかも3mmという極太芯。一般の鉛筆が2mm程度なので、これはかなりの太さということになる。いわゆる芯ホルダーのようにノックボタンをおすと、芯がスルスルとスライドするタイプとちがって、カチカチとノックごとにくりだされてくる。
|
左/ノックボタンは大きく押しやすい
右/一般の鉛筆よりも太い3mm芯 |
水性ボールでは、グリップのくぼみは2ヶ所だったのに対して、この「easy ergo」では、ぐるりと均等に3ヶ所付いている。
つまり、どの向きで握ってもOKという訳だ。シャープペンの芯は、同じ向きで書き続けていると芯の片減りをおこしてしまう、なので、適度に軸を回転させてやらないといけない。今回のグリップでは、どのように握ってもしっくりとくるようデザインされている。
|
思わず手に取りたくなる楽しいデザイン |
また、これまでのスムーズシリーズ同様、右利き、左利きとそれぞれを用意。さらには気が効いているのは、付属されている芯研器までもが、左右別々の形になっている点だ。こうした左利き用文具が普通にラインナップされているところは、さすがだ。
|
専用の芯研器が付属。
|
次のページでは、「日本の紙製品メーカー マルマン」をご紹介。