ステーショナリー・文房具/ノート・手帳・スケジュール帳にこだわる

大人のための 「デザイン・ダイアリー」(2ページ目)

そろそろ2007年のダイアリー(スケジュール帳)が気になりだす頃。いつもと違ったデザインのダイアリーで気分を一新してみませんか。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド


その3)ソフトカバーの本の様な優しいダイアリー「ポーシュ」

ハイタイド ダイアリー
ポーシュ
NYタイプ(W128mm×H182mm)1,365円
NAタイプ(W105mm×H148mm)1,050円

フランスの蚤の市あたりで売っているアンティークの本といった表現がピタリとくるダイアリー。自然に日焼けしたユーズド感を出すというのが、このダイアリーのコンセプトだそうだ。

こちらも、クリアカバーが付属されている。カバーからはずしてみると、表紙はとっても柔らかくまるで文庫本のような感じ。このポーシュの場合はカバーをかけて使ったほうがよさそうだ。カバーをかけると言っても、無色透明なので、アンティーク調の表紙はしっかりと眺められる。

ハイタイド ダイアリーハイタイド ダイアリー
アンティークの雰囲気漂う表紙とクリアカバーとの相性もなかなかのもの
大小それぞれのサイズともに、まさに本と同じサイズだった

サイズは2種類あるのだが、よくよく見てみると小さい方は文庫本サイズ、大きい方は単行本サイズになっている。両方とも日ごろからよく手にしているサイズなので、とてもなじみやすい大きさだ。

お気に入りの本を読む感覚で、スケジュール管理が楽しめる。


その4)リーズナブルな本革ダイアリー 「ジーエス」

ハイタイド ダイアリー
ジーエス
NXタイプ(W148mm×H210mm)2,310円

このダイアリーの特長はなんと言ってもその価格だ。本革を使いながら2,310円というお手頃価格に抑えられている。表紙に使われているのは「床革(とこがわ)」と呼ばれるもので、一般に使われる表面の革のその下の層にあるものだという。この革を使うことで低価格を実現している。

ハイタイド ダイアリーハイタイド ダイアリー
ロゴ以外は何もないシンプルな
デザイン
直接革が張り込まれているので、一体感のある使い心地が味わえる

表紙が革ということで、革カバーにダイアリーを差し込んだスタイルをイメージするかもしれない。しかしこれは、本文の表紙に直接革を張り込んで製本されている。

ハイタイド ダイアリーハイタイド ダイアリー
箔押しされたGSマーク。マークの部分だけ光沢がある
写真上は約1年間使い込まれたもの。コバの毛羽立ちが少し現われている。

比較的低価格の床革と言えども、表面は革ならではの風合いが現れている。この加工にはかなり苦労されているそうだ。革の表面には塗装が塗られているのだが、これを塗りすぎると、いかにも合成皮革っぽくあじけない感じになってしまう。逆に塗りがあまいと今度はひび割れの原因ともなる。その微妙なバランスが難しいのだという。

結構な厚みのある革だが、グイと折り曲げてみると、多少のコシはありつつも気持ちよく曲げられる。ページを開く時などは、このソフトさが心地よく感じられることだろう。

ハイタイド ダイアリー
革ダイアリーを1年で使い切るという贅沢を味わえる



その5)小さな本革ダイアリー 「ゼブラ」

ハイタイド ダイアリー
ゼブラ
NDタイプ(W100mm×H120mm)1,470円

先ほどのジーエスの革を使ったコンパクトタイプ。GSが176ページだったのに対し、このゼブラは184ページとちょっと厚め。わずか8ページ多いだけなのに、サイズがググッと小さくなったことで相対的にジーエスよりも、とても厚みが強調されて見える。まるで小さな辞書のようだ。かわいらしさよりも、むしろ本格派という雰囲気を漂わせている。

ハイタイド ダイアリーハイタイド ダイアリー
手のひらサイズのコンパクトさ
奥ゆかしくゼブラの型押しがある

正方形をやや縦長にした独特のサイズ。ダイアリーではあまり見かけない形だ。この程よいコンパクトさと、その形のため手の中のおさまりがとてもよい。

表紙にさりげなくゼブラの型押しがあるだけのシンプルなデザインなので、女性だけでなく、男性が使っても十分いけると思う。一年間手の中に収めて思いっきり使い込んで味を出してみたくなる。そんなダイアリーだ。

ハイタイド ダイアリー
カラーバリーションはブラック、ホワイト、ブラウン、レッドの4色


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