ステーショナリー・文房具/ノート・手帳・スケジュール帳にこだわる

大人のための 「デザイン・ダイアリー」

そろそろ2007年のダイアリー(スケジュール帳)が気になりだす頃。いつもと違ったデザインのダイアリーで気分を一新してみませんか。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

今年も残すところあと3ヶ月を切り、文具店では、すでに来年2007年のダイアリー売場がにぎわいを見せはじめている。そろそろ、来年のダイアリーを買わねば……と、あせりはじめている方も多いのでは。

そこで、今回は数あるダイアリーの中からちょっと遊び心を持った「デザイン・ダイアリー」をご紹介したいと思う。ここ数年同じダイアリーをお使いになっているという方は、たまには気分を変えてみてはいかがだろうか。

ハイタイド ダイアリー
いつも持ち歩くものだからデザインにもこだわりたい。


海外の香りのする国内ダイアリーメーカー ハイタイド

デザイン・ダイアリーとして今回、選んだのがハイタイドの2007年ダイアリー。

ハイタイドは福岡に本社を置くステーショナリーメーカー。社名のハイタイドは、海の「満ち潮」の意味。日々の生活の中で、満たされた気分になってもらえる製品を作っていきたいという想いを込めて名付けられたのだという。

ハイタイドの商品はどちらかというと女性らしさあふれるデザインが多いのだが、今回は、男性が持ってもサマになる、同時にビジネスの場でも通用しそうな、シンプル&モダンなダイアリーを5つセレクトしてみた。


その1)北欧を思わせるカラー 「Zeit(ツァイト)」

ハイタイド ダイアリー
ツァイト
NZタイプ(W148mm×H210mm)1,785円
NAAタイプ(w105mm×148mm)1,470円

布張りされた装丁ということもあり、ダイアリーというよりも、一冊の上質な本のようなたたずまいを見せている。しっかりとしたハードカバーは1年間を共にしてもへこたれることはないだろう。

ハイタイド ダイアリーハイタイド ダイアリー
ハードカバーのしっかりとした作り
壁紙クロスとコットンによる表紙

北欧を思わせる暖かみのあるカラーリング。オレンジにベージュ、イエローにモスグリーンなど、一見不釣合いにも思える組み合わせがとても上品にまとめられている。

ハイタイドのダイアリー企画責任者である北古賀氏によると、「他のダイアリーでは出せない味を出したかった」と言う。

このツァイトのデザインのポイントはダイアリーの背表紙に張られた背張りの幅が広いこと。一般のノートなどでは背張りの幅が狭いものばかり。ここが狭いと、ツァイトのせっかくのカラーリングが活かせなくなってしまう。既存の背張りではどうにもうまくないので、なんと住宅用の壁紙クロスを採用したのだ。

ご説明をお聞きするまで、まさか壁紙が使われているとは全く気づかなかった。それほど自然な仕上がりとなっている。まさに、他にはないダイアリーだ。

ハイタイド ダイアリー
デスクの上に立てると、
鮮やかな背表紙が目を引く



その2)まるでセーターのような表紙 「アウトフィット」

ハイタイド ダイアリー
アウトフィット
NZタイプ(W148mm×H210mm)2,100円

これまた、他ではちょっとお目にかかれない斬新な表紙。モコモコとしたまるでセーターのような素材で表紙が覆われている。

ハイタイド ダイアリーハイタイド ダイアリー
手で触ると、その凹凸感が指先に伝わってくる
どことなく昔のアルバムのような、
そんな懐かしさがある

ざっくりと織り込まれたその表紙を手にすると、ほのかな暖かさが指先を通じ、体までじんわりと温まる気がしてくる。カラーはブラック、ホワイト、ブラウンの3種類。決して派手さはないが、見る者を、「おお!」と、唸らせてしまうインパクトは十分にある。

ハイタイドのほとんどのダイアリーには。クリアカバーが付属される。これはダイアリーを汚れから守るだけでなく、表紙の裏側に書類をはさむちょっとしたポケットにもなるという利便性から設けられている。このアウトフィットに限って言えば、あえてカバーをはずしてコットンのモコモコ感を味わいながら持った方が断然いいと思う。使い込んでいけば、多少の毛羽立ちが現れるだろう。着慣れたセーターという感じがして、これもまたいい。

ハイタイド ダイアリー
存在感たっぷりのダイアリー


>>次のページでは、ソフトカバーダイアリーをご紹介
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