100年愛され続けている超ロングセラー鉛筆の魅力とは?

ステッドラー マルスルモグラフ
ステッドラー マルス ルモグラフ

ブルーのトレードカラーを身にまとった筆記具と言えば、ドイツのステッドラー(staedtler)だ。プロのデザイナーや建築家などから絶大なる信頼を勝ち得ている。ステッドラー=プロの製図用品という印象があるが、そもそもの生い立ちは鉛筆づくりから始まっている。

今回は、100年もの長きにわたって愛され続けている超ロングセラーの鉛筆、マルス ルモグラフを取り上げてみたい。


1660年頃から続くステッドラーの鉛筆づくり

ステッドラー マルスルモグラフ
当時の木軸鉛筆の復刻版

ステッドラー マルスルモグラフ
中には四角い芯が入っていた

1660年、ドイツのニュルンベルクで大工職人組合によって四角い棒状の黒鉛を木の軸で覆った鉛筆のひとつの原型がつくられた。この大工職人組合のメンバーの一人にステッドラー社の創業者の先祖フリードリッヒ・ステッドラー氏がいた。彼は、組合の中でも秀でた技術力をもっており、鉛筆づくりを独自に発展させていったのだった。しかし、そのときはまだ会社組織ではなく、あくまでも家内工業的なものだった。その後、フリーリッヒの孫にあたるヨハン・セバスチャン・ステッドラーが折りしも活発化してきた産業革命の中で、工業化された鉛筆づくりを始め、1835年にJ・S・ステッドラー社が創業された。現在のステッドラーの歴史はこうして始まっていった。


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