著名な芸術家も愛用する筆記具

1800年代のカタログの表紙

1800年代のカタログの表紙

画家や化学者、物理学者、熱気球操縦士、そして発明家などの多才な肩書きをもったニコラ・ジャック・コンテによって1795年に設立されたコンテ社。最初の功績として、黒鉛の粉に粘土を混ぜて焼いた芯や、今日の鉛筆の原形となった木筆を発明した。また、14世紀頃イタリアで使われていた固形の色材に改良を加えることで、優れた色鉛筆も生み出した。

長く愛されてきたアイテムである「カレ コンテ ドローイング」は、セミハードで6×6mm角、長さは65mm。サンギュイン ビストル、ブラック、ホワイト、グレーなどを展開していた。愛用者には近代絵画の巨匠であるピカソ、ドガ、ドラクロワなどが名を連ね、キャンソン ミ タントといった色のついた紙にホワイトやグレーでトーンを変えたり陰影をつける技法は余りにも有名だ。ほかにもスケッチペンシル、パステル鉛筆、水彩鉛筆など、あらゆるデッサン用具を開発してきたのがコンテ・ア・パリであり、ドライカラーのカテゴリーでは名実ともにトップメーカーと言える。


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