その日の気分で万年筆のインクを着替える(2ページ目)

全9色を一挙ご紹介

■　サフラン

インドでは、着色料や芳香剤として使われてきたサフラン。古代ギリシヤでは、特に珍重され王族だけに使用が許されたロイヤルカラーでもある。

ボトル越しから見えるオレンジ色が気持ちいいくらいにとても透きとおっている。今回の9色の中で、インクの透明度はこのサフランが一番高いと思う。透明度の高いインクであるが、実際に紙に書いてみると、予想以上にしっかりとした濃さがあった。

ちょっと沈みがちな気持ちを元気な気分に変えたい時、このサフランの目の覚めるようなオレンジが利きそうだ。


■　グランドキャニオン

気の遠くなるような長い年月によって創り出された自然の傑作、グランドキャニオン。そのイメージにピッタリとくる、とても深みのあるダークブラウン。落ち着いた色あいなので、普段使いのビジネス用にも十分通用すると思う。心を落ち着かせたい時などには、このグランドキャニオンは効果的かも。。


■　サンセット

いわゆる一般的な赤とは違う、シックな色あい。まさに沈みゆく夕日のはかなくも情熱的な赤。私は9色の中で、このサンセットを真っ先に購入して使っている。赤ペンとしてではなく、通常の文字を筆記するインクとして普段使いを愉しんでいる。

一日の終わりの夕日のカラーは、明日への活力を沸き立たせてくれそうだ。


■　ストーム

激しい嵐の中で、雷が轟いた瞬間のような鮮やかさと深みを併せ持つ紫。ワープロでタイプアップしたレターの最後にこのストームカラーで署名をすれば、とても引き締まった印象になる。カラーインクでありがなら、遊び心よりも、むしろ真面目さが感じられる。


■　ブルーナイト

今回のインクコレクションの中にはブルー系が3種類ある。その中で一番濃い色がこのブルーナイト。夜空をイメージしてつくられたというだけあって、濃紺のような色あい。ブルーブラックよりも若干青みが強い印象がある。


＞＞さらに、続く・・