「長い時間軸で考える」というバウハウスの信念のもと、我々ラミーは製品をつくってきました
私はラミー2000の4色ボールペンを愛用していますが、その材質がプラスチックだと知って、大変驚きました。ラミーのペンはデザインもさることながら、その素材選びや加工がとても個性的だと思います。こうしたことも大変こだわっているのでしょうか?
たとえば、このペンのグリップで言いますと(Dr.ラミーは新製品のペンを取り出して)これはプラスチックで出来ている1つのパーツなのですが、ペン先に近い部分は硬い成型になっていて、実際に手で握る部分は柔らかなものになっています。この堅さの違う1つのパーツを1回の射出で成型をしているのです。
指先の神経は脳と大変密接に関係していますので、ペンの手触りという面でも満足してもらうというのはとても大切なことだと考えています。
「ラミー2000」はすでに40年、「ラミーサファリ」は25年が経過していますが、全く古さを感じません。逆に輝きが増しているようにすら感じます。
やはり、長い目で時代を捉えたデザインをされているのでしょうか?
これまでラミーはまわりに惑わされずに首尾一貫やってきました。これからもこのスタイルを守り続けていくつもりです。