ステーショナリー・文房具/ボールペンを愉しむ

遊び心を持ったイタリアのペン(3ページ目)

イタリアのデザイナー ジュリアーノ・マッツォーリ氏のユニークながら存在感あふれるペン。工具、エスプレッソポット、ボーリングのピンをモチーフにしたペンは遊び心、実用性、美しさを併せ持っています。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

ボーリングのピンまでもがペンに、、、

ジュリアーノ・マッツォーリ ボーリング ボールペン
           ■ ボーリング 18,900円

マッツォーリ氏の遊び心はとどまることを知らず、常にペンのモチーフを探し求めていた彼は、友人とボーリングをしている時に、このペンのデザインをひらめいたのだ。ちょっと昔懐かしいボーリングの雰囲気を漂わせている。

ジュリアーノ・マッツォーリ ボーリング ボールペンジュリアーノ・マッツォーリ ボーリング ボールペン
トップ部分にあるボーリングのピンをひねると、ペン先がでてくる
たる型のボディはしっくりとした握り心地
トップ部分には、このペンのシンボルにもなっているボーリングのピンがある。そのピンをいくぶん長めのストロークを感じながら、ぐるりと回すと、ペン先を固定する先軸とともに、ぐにゅうと、とび出してくる。ツイストするとボールペンのペン先だけ出るというのはよくあるが、先軸ごと出てくるというのはかなり珍しい。これは、遊び心あふれるマッツォーリならではのこだわりなのだろう。ボーリングのピンは立っていて、はじめてピンとなる。先の尖った先軸があっては立たなくなってしまう。そこで、先軸ごと収納するという方法をあえて、とったのだろう。

ジュリアーノ・マッツォーリ ボーリング ボールペンジュリアーノ・マッツォーリ ボーリング ボールペン
ボーリングのピンのように立てるため、先軸が引っ込んでいる
ペン先を繰り出すと、こんな感じ
さすがに、このペンを立ててみると、とてもさまになる。本来ペンは立てるものではないが、これはこれで面白い発想だと思う。ひとたび、ペン先を出してしまえば、実用のペンとして十分で、樽のようなボリューム感のあるボディはとても握りやすく、快適な筆記を約束してくれる。

ボーリングをモチーフにしながらも、子供っぽさは微塵も感じられない。しっかりとした大人のデザインに仕上げられている。


マッツォーリの独特な感受性が生み出したペン。「遊び心」だけでなく、ペンとしての実用性、そして持つ喜びが感じられる「美しさ」が備わっている。こうしたマッツォーリのペンで書く楽しさを存分に味わってみるのもいいと思う。

<関連リンク>
■今回ご紹介したジュリアーノ・マッツォーリのペンが購入できる
「GetnaviWEB」

■おススメINDEX 「デザインのよいペン」
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます