遊び心を持ったイタリアのペン(2ページ目)

エスプレッソポットがペンに、、、

マッツォーリが幼少の頃、祖母の家のキッチンにはピカピカのエスプレッソポットがあった。祖母は一度もそれでエスプレッソを入れたことはなく、インテリアの1つとしてキッチンにずっと飾られていたという。マッツォーリにとって、とても印象的なデザインだったのだろう。そのエスプレッソポットの思い出を元にデザインしたという「モキーナ」。マッツォーリの手にかかれば、エスプレッソポットもペンになってしまう。

八角形をしたボディは中央がキュッと絞られていて、そのフォルムはまさにエスプレッソポットそのものだ。トップにちょこんとのっかっている玉がとてもコミカルな印象を与えてくれている。オフィシーナシリーズ同様にキャップはネジ式キャップになっている。はずしたキャップをボディの後ろにさすと、先ほどまで、見るからにエスプレッソポットだった外観は、うってかわって全く違ったものに変わってしまう。ペン先に行くに従い、細くなる2段階のラインは、シャープな印象をたたえている。

キャップの上にある玉は、デザイン的な効果だけでなく、しっかりと実用性も考えられている。付属のストラップを付けられるようになっているのだ。ストラップに付いているプラスチックのキャップに先ほどの玉をパチッとセットすればいい。せっかくのエスプレッソポットデザインを見せびらかすには、こうして首からさげてるのがいいかもしれない。

ボーリングのピンをモチーフにしたペンは、＞＞次のページへ