男の靴・スニーカー/シューケア・手入れ

渋い光沢が嬉しいジュエルのブーツクリーム

ワークブーツを現場ではなく、都会のど真ん中で履く人に最適なのがこのジュエルのブーツクリームです。落ち着きながらも光沢がしっかり出るので、一部のドレスシューズのお手入れにも転用できます!

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

街履きワークブーツに最適!

ジュエル・ブーツクリーム
アッパーにオイルドレザーを用いた靴のお手入れの新たな選択肢と言える、ジュエルのブーツクリームです。必要以上にベト付きを起こさず落ち着いたツヤも出るので、その種の靴を専ら街中で使うのならベストなケア用品かも? ジュエル ブーツクリーム 税込み\840 ジュエル。


読者の皆さんの中には、ドレスシューズだけでなくアメリカ系のワークブーツにも興味がおありの方が多くいらっしゃるかと思います。多少領域が異なる感もあり、このガイドサイトではあえて積極的には採り上げていませんが、まあ個人的には決して嫌いな靴ではなくて、例えばRed WingとかTimberland等のその種の靴は、若い頃からお世話になっています。一般的な紳士靴=ドレスシューズとは、履き心地だけでなく履いた時の「気分」も確実に変化するのが、また楽しかったりする訳です。

耐久性や撥水性を考慮し、この種の靴はオイルドレザーを多用する傾向にあるため、経年変化もドレスシューズとは大分異なります。オイルドレザーと言えば、これまでケア用品はミンクオイル等の「油」っぽいものと相場が決まっていたのですが、近年ではその常識を打ち破る素晴らしい商品が登場してまいりました。今回ご紹介するジュエルの「ブーツクリーム」がその典型例で、クリーム=乳化性である為か、これまでのケア用品とは全く異なる、しかも「これだよ、これ!」的な仕上がりになるのです。

ズバリ、絶妙な塩梅で「光る」、すなはちアッパーに落ち着いたツヤが出るのです! これまで「油」重視だから光らない・光らせないのが常識だったオイルドレザーにとって、このツヤは非常に革新的な事で、かと言って革の質感に悪影響が出ると言うものではありません。この種の靴を街中で普段使いするのには十分な撥水性も得られますし、そのベタ付き故にミンクオイルで仕上げると避けられない埃や不要な汚れも付き難くなります使い方は通常の乳化性靴クリームと同様で大丈夫です。ワークブーツを都心のど真ん中でも履くのが当たり前になって来た昨今の状況を考えると、この種の「ベト付かずカラッと光る」仕上がりは、待ち望んでいた方が多いのではないでしょうか。


次のページでは、このクリームの更なる特徴と、別の使い方!
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