男の靴・スニーカー/靴関連情報

靴に使う「牛革」を深く考えてみる その4B

今回の「メンズシューズ基礎徹底講座」では、色付けの際のスパイス的な仕上げ方法について採り上げます。いずれも1990年代以降にお馴染みになった比較的新しい方法ですが、見え方は対照的に「古い」です。

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

単色だけでは気がすまない!

微妙な着色
近年は紳士靴であっても色のヴァリエーションが多彩になりました。コンビ仕様のみならず、1つの色の中に様々な別の色の陰影が混ざるケースも、もはや当たり前です。


前回から「着色」を軸に分類を述べている、この靴に用いられる牛革を知るシリーズ。「染色」と「塗装」が異なるなど、初めて耳にすると戸惑ったかもしれませんが、まずは革の色を出すのには、様々な方法があるのだということをご理解頂ければ構いません。繊細なものもあれば頑丈なものもある、と言う意味では、これまで採り上げた別の分類とも共通した事柄です。

で、今回はその応用編、みたいな感じの着色方法を解説しましょう。いずれも1990年代以降に一般的となったもので、靴の表情を文字通り多彩に多くの功績を果たした工夫と申せます。もはや当たり前のように施されるようになったので、特段意識しなくてもこれらで色出しされた靴を何足も保有されている人も多いかも!


次のページでは、最も素朴なもの! 
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます